最近のニュースで
新卒入社社員の3年以内の離職率の高さや
取り上げられていました。
それに関することで
心が痛む思い出があるのです。
それは…
前職のコンサル会社で
新卒を8名ほど採用したことが
あったのですが
ものの見事に3年以内で全員が辞めて
一人もいなくなりました。
入社したばかりの新入社員は
彼らなりの入社の動機やら
将来の夢などを持っています。
当時の彼らは口を揃えたように
「日本の中小企業を救いたい」
「経営者のお役に立ちたい」
と言っていました。
でも、当時の先輩社員たちは
彼らがこのように言うと、
バカにするかのように
「だったら、もっと勉強しろ!」
「だらしのないのお前のようなやつの
話を経営者が聞くわけないだろう!」
「コンサルは厳しい仕事だ!
カッコいい仕事だと思ったら大間違いだ!」
と、言い返していました。
現在のクライアント企業にもいますね。。。
入ったばかりなのに、
「企画をやりたい」 とか
「販促をやりたい」 などと言う新人が…
そんな新人の発言を聞くと、
「何も知らないのに企画や販促なんて
できるわけないだろ。アホか?
まずは、現場を知れよ。」
と思ってしまいますよね。。。
でも、でも!
結局、コンサル会社の新人は
全員が辞めていきました。
それも3年も経たずに。
抱いた夢が甘かったのか
頑張り抜く力が不足していたのか
ゆとり世代だったからか
おそらくそれだけではないと思います!
確かに
現実を知らない甘い夢
だったかもしれません。
ですが、そんな夢でも
バカにして否定をしたのは先輩たちです。
本来は、後輩を面倒みなければならない
先輩たちです。
では、その先輩たちは
夢はあったのか?
何もないというわけではないでしょうが、
どんなにしょぼい夢でも
口に出した方が、よっぽど立派です。
本当に、新入社員の彼らを成長させるのであれば
先輩は、現実を教えれることよりも、
先輩自身の夢を語ったほうが、ましです。
「俺は、〜な仕事がしたいんだ」 とか
「俺は、将来、〜な部署にしたい」
「俺は、〜で表彰されたい…」
それこそ、なんでもいいのです。
きっと、先輩が夢を語れば
新入社員は、
希望がもてるようになりますし、
モチベーションもあがることでしょう。
その結果、離職やミスマッチも減るのでは
と思います。
何を隠そう、この先輩社員は私です。
大いに反省です。
大いに夢を語りましょう。
人から、そんなの無理だよ! と
言われるような夢を語りましょう。
きっと、夢を語ることは
自分も他人も成長させます。きっと!
また、お届けします。