高収益経営のヒントをお届けします。
それでは、本日Q&Aのはじまりで〜す。。。
NO.4=======================
Q. ある金融機関で支店長をしています。
この度、志願して業績のあまりよくない地方の支店に
赴任することになりました。
やる気に燃えていますが、気をつけることはありますでしょうか?
(43歳 管理職)
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A. 内容から自信の程が伺えます。
きっとこれまでも、支店の業績を上げてこられたのでしょう。
さらに、自ら志願して業績のよくない支店の立て直しをしようなんて、
ものすごい向上心だと思います。
ここで、気をつけてほしいことは・・・
地方の支店と、あなたがいた都心の支店では
環境がまったく違うことが予想されるということです。
同じやり方をしても、同じ成果が出るかはわかりません。
ここで、
組織を活性化させて成果を出そうとした時に
役に立つ考え方を紹介します。
それは、「組織の成功循環モデル」です。
マサチューセッツ工科大のダニエルキム教授が提唱した理論です。
組織を成功循環させるには次のステップで4つの質を高めていくことです。
関係の質⇒思考の質⇒行動の質⇒結果の質⇒関係の質
これでわかるように、
成功循環のスタートは「関係の質」を高めることなのです。
「関係の質」を高めるとは、簡単にいうと
人間関係や信頼関係を築くことです。
焦って結果を求めると、トップダウンの指示命令をしたり
できていない点を指摘したりしてしまいます。
ましては、あなたのように都心の支店で業績を上げた人が
そのやり方を、いきなり導入したら、反発を招く恐れがあります。
まずは、「関係の質」を高めること。
支店の仲間として、あなたが溶け込むことです。
そこで、何でも言い合えるような関係を築くこと。
そこからです!
リーダーとして本当の成果とは何だと思いますか?
予算を達成すること。成績を上げること。
確かにそうです。
実は、それ以上に大切な事があるのです。
それは・・・
任期を終えて、あなたがその支店から去り
次の支店長が来た時に、
「ここは良い支店だな。。。」
と思ってもらえるような組織を創ることなのです。
これが本当のリーダーに求められる成果です。