「最速で成果を出すには自分を変えること」

経営の場では
問題が無くなることはありません。

一つ解決すれば、また次の問題が・・・

 

社内の問題解決の場合
二つの着眼点があるように思えます。

ひとつは

部下の行動を変えようとすること

 

もう一つは

リーダー自身の考えや行動を
あらためようとすること

 

どちらの着眼点が
最速で成果が現れるでしょうか?

 

それは、後者
リーダー自身の変革なのです。

 

例えば

「部下に何度言っても理解しないため困っている」

こんなケースがあったとしましょう。

 

あなたならどのように対応しますか?

 

無意識に対応すれば・・・

部下を呼んで
叱りつけたり、説教したり
「もうしない」と言わせる

こんなことをしそうです。

 

決して間違ったことだとは思いませんが
本当に望んだ成果がでるとは限りません。

 

多くの場合、その直後は
良くなったように感じても
時間が経つと元に戻ってしまう

こんなことになりかねません。

 

なぜでしょうか?

 

叱る、説教する、
「もうしない」と言わせる

これらは「恐怖」を与えるアプローチ
だからです。

 

「恐怖」をマネジメントのツール
として遣い続けるとどうなるか?

 

「恐怖」で動かされる人が育つのです。

 

叱るや説教を全面的に否定する
つもりではありませんが、

リーダーはこれ以外のアプローチも
身につけておいた方が良いと思うのです。

 

それは・・・

 

リーダー自身に真の原因があると考えること

つまり、リーダー自身が変わることです。

 

まずは意識して
(意識しないとできません)

困った場面でも「好意的な機会」と
捉えてみるのです。

そして、原因を相手ではなく
「自分に求める」

 

「部下に何度言っても理解しないため困っている」

このケースなら

 

全く使えない部下だな!

ではなく

部下との信頼関係を見直すチャンスかも

または、

自分の伝え方を見直すチャンスだ

 

そして、原因は

部下の能力が低いから

とか

部下がやる気がないから

ではなく

 

これまで自分の部下に対する
接し方に問題があったかも

日頃から、部下の見本となって
いなかったかも

部下から信頼されてこなかったかも

 

このように思考することで
次の一手は180度変わってきます。

 

もっと部下との対話の時間を増やそう
部下の悩みや困りごとを真摯に聞こう
自分が部下の見本となる行動をとろう

 

いかがでしょうか。

 

このようにリーダー自身が
自分を変えることの方が手っ取り早いし、
策も何通りも考えられます。

 

さらに

リーダー自身の変革こそ
「見本」となる姿勢です。

 

「見本」とは部下から「尊敬」
される存在であるとも言えます。

 

「尊敬」する人の言葉は伝わります。
そして影響力があります。

 

これこそが目指すリーダーシップの形
ではないでしょうか!

 

「最速で成果を出すには自分を変えること」

 

あらゆる場面で意識してみると
これまでと違った成果が
生まれると思いますよ。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございます。