今年も残すところ2ヶ月
一年の総括と来年に向けての
計画を進めていく時期ですね。
 
 
この週末を利用して
 
「JALの奇跡」大田嘉仁著
 
を読みました。
 
 
稲盛和夫氏のJAL再建での
活躍をまとめたものです。
 
これまで稲盛和夫氏の書籍には
何度も触れてきました。
 
そのため、何を大切にするのかは
よく分かっていたつもりでした。
 
この本では、基本的なところは
同じではありますが、
実際にJALの再建で実践された
ことですので迫力がありました。
 
 
おなじみの成功の方程式
 
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
 
 
本来、JALは優秀な人材がたくさんおり
熱意もやる気もあったはずでした。
 
しかし、一般の企業とは違う
半官半民の体質が染みつき
 
さらに
 
強力な組合が多数存在し
経営と現場が一体となるような
風土はなったようです。
 
その結果、
2兆円を超す負債を抱えて倒産
 
 
稲盛氏が再建に入っても
この状況はなかなか
抜けなかったそうですが
 
稲盛氏の
無私の精神、無償の姿勢
 
これらが伝わり
再建が実現できたようです。
 
 
今回、書籍の中で、
特に心に残ったフレーズは
以下の二つ
 
 
・「人として何が正しいか」で判断
 
・成功という試練
 
 
どのようなエピソードが
語られているかは
書籍をご覧頂きたい・・・
 
 
どんなときでも
「人として何が正しいか」
を判断の基準にすることは
難しいことではありますが、
とても大切だと感じます。
 
その場のケースバイケースと
称して、損得で判断してしまう
ことは少なくありません。
 
時にそれは正しい判断のような
仮面を被っています。
 
そして、時間が経過して
その仮面が剥がれ・・・後悔
 
でも懲りない。
 
 
そして、
 
人は成功を目指して頑張ります。
そのため、
成功はゴールのように思えます。
 
でも違うのですね。
 
成功は試練なのです。
 
 
ある時点での成功は一里塚
 
安心、慢心するところではなく
そこでこそ謙虚にして驕らずの
姿勢が大事
 
逆な言い方をすれば
 
成功したと思った時に
人は油断します。
それこそが試練です。
 
だから、成功は試練
そして、謙虚にして驕らずです。
 
 
 
繰り返しになりますが、
稲盛和夫氏の書籍は
これまでよく読んできました。
 
何を大切にされているかは
大体分かっていたつもりでした。
 
この「JALの奇跡」から
それらを再認識するとともに
 
さらに自分の襟を正す
そんな気持ちになりました。
 
 
興味がありましたら
 
「JALの奇跡」
 
お読みください。
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。