先週、お客様の会社の近くで
(早く咲く品種だと思うのですが)
桜が咲いていました。
 
春はそこまで来ていますね。。。
 
 
 
今日は、世紀の愚問について
 
 
 
1日に長男が無事に高校を卒業しました。
 
 
ちょうど一年前くらい
その長男が進路の面談を担任の先生と
したことがありました。
 
そこで、次のような質問があったそうです。
 
 
「君は将来どんな職に就きたいの?」
 
 
 
この話を聞いて私が感じたことは・・・
 
 
 
この質問って愚問だろ!
 
 
 
長男の高校は進学校で
 
おそらく担任の先生にしてみると
権威のある職業をイメージさせ
目標にさせる意図があったと思います。
 
 
でも、本人は迷い
 
「よくわからない」
 
と答えたら、
 
 
「来週までに決めろ!」
 
と叱られたようです。
 
 
 
本人に将来を考えさせる試みは理解します。
 
 
 
しかし
 
 
「AI」「IoT」「ビックデータ」などが
キーワードになっている世の中で
 
5年後、10年後、さらにその先に
今ある職業がそのままあるのか?
 
 
ご存じのように
 
英 マイケルオズボーン准教授が
論文「雇用の未来」の中で、
今後10〜20年程度で米国の総雇用者の
約47%の仕事が自動化されるリスクが高い
 
と述べています。
 
 
 
進学校の先生とはいえ
所詮、学校の先生
 
思考の枠が固い
 
 
もしかすると
 
学校の先生という職業自体が
AIに変わられてしまうかもしれないのですよ。
 
 
 
就職することは社会との関わりの
一つの形だと思います。
 
それを否定するつもりは
全くありません。
 
 
しかし、今ある職業に就くことを
限定してイメージさせることに
何の意味があるのか?
 
若者たちにあるのは
過去ではなく未来です。
 
大人が彼らの作り出す未来を
限定してしまってはいけないと思うのです。
 
これは教育とは言えません。
 
 
 
もっともっと自由な発想を持ち
思考が凝り固まった大人達を
唸らせて欲しい!
 
学校はそんな若者を排出してもらい
 
そのように思います。
 
 
私もついつい自分の持つ思考の枠や
価値観で物事を判断し
人を評価してしまいます。
 
 
でもこの行為は「愚」
 
 
20年前に、誰もがスマホを
持つことを想像できたでしょうか?
 
 
自動車の自動運転は
技術的にはすでに実現しています。
 
10年後には完全自動運転の自動車で
移動しているかもしれません。
 
 
 
そう考えると
 
「君は将来どんな職に就きたいの?」
 
この質問って
世紀の愚問だと思いませんか?
 
 
 
経営においても
 
ついつい社長や上司が過去の経験から
若者の思考を縛ってしまうことってあります。
 
気をつけたいですね。
 
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。