早いもので、今年もあと1ヶ月と
なってしまいました。

実は、12月に毎年していることが
あります。

今日はそのことについて触れたいと思います。

クライアントにもやってもらいますし
もちろん自分のビジネスでもしています。

それは何か?というと・・・

「チェック、アクション」です。

そうです! あのPDCAの

プラン、ドゥ、チェック、アクションの
チェック、アクションです。

12月は1年の締めくくりなので、
今年一年の活動を振り返ります。

そして、来年への準備をします。

だから、「チェック、アクション」
なのです。

当たり前のことのようですが、
プラン、ドゥについては
皆さんしています。

しかし、その後の、
チェック、アクションについては
意外と軽んじてしまいます。

実際にはすぐに次のプラン・ドゥに
移ってしまうケースが多いのです。

時間軸が短いので、
仕方のないことかも知れませんが

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チェック、アクションを
しっかりしておくことで
同じ失敗をしないようになったり
昨年からの違いや成長を感じることができたりします。
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さらに、いきなりプラン、ドゥに
移る前に準備の機会が持てます。

だから、敢えて12月に
時間を取るようにしているのです。

ところで、「組織の成功循環モデル」ってご存じですか?

マサチューセッツ工科大学の
ダニエル・キム教授が提唱する組織論です。

簡単に言いますと
組織には4つの質があります。

それは

関係の質
思考の質
行動の質
結果の質  以上4つです。

当然、最後の結果の質を高めるように
日々努力をするわけですが、

結果の質が高くなっている場合は
必ず、それに見合った高い行動の質が
あるはずなのです。

つまり、結果が出るような行動を
したということです。

このように行動の質が高くなるには
思考の質が高くなければなりません。

戦略的でイノベーティブな思考から
アクティブな行動につながるはずなのです。

では、どうしたら思考の質が高まるのか?

それには、関係の質が高くないと
ならないのです。

高い思考の質を生む関係とは?

それは、相互に理解し尊重し合える。
信頼関係が築けるような
関係であるはずです。

ということは、
最終的に、結果の質を高めるには
最初は、関係の質を高めなければ
ならないということがわかります。

これを「組織のグッドサイクル」
と呼ぶのです。

そこで、先にお話した
チェック・アクションですが

今ご紹介した
「組織の成長循環モデル」に
当てはめて考えてみるのです。

これが肝なんです!

結果とは、行動の結果です。
今年はどのような行動をしたことで
どのような結果につながったのか?

どのような思考で臨んでいたか?

そして、どのような関係性で
業務をすすめてきたか?

例えば、
組織のあり方や、役職、役割分担
指示命令系統、定例会議体など

を振り返るのです。

来年のプランは、
この振り返りを踏まえて

どのような結果を求めるか?(=目標設定)

そのためにはどのような行動をするべきか?(アクションプラン)

どんな思考か?(行動指針と価値観)

そのためには、
どんな関係性を持つか?(組織図、役割など)

このように
普段は断片的に考えてしまいそうな事柄が
循環モデルとしてつながっているのがわかります。

さらに、毎年このチェック、アクションを
繰り返すことで、来年度に何をするかが
明確になっていきます。

できれば、定例のミーティングの場などで
全社員で考えてもらうと効果的です。

このチェック、アクションなしに
来期の計画立案するのは、極めて危険です。

だから、今年試しにやってみてください。
きっと、効果を感じてもらえるとはずです。

最後まで、お読みいただきまして
ありがとうございます。

また、お届けしますね。