ドラッカーの5つの質問って
ご存知でしょうか?
 
 
1.御社のミッションは何か?
2.御社の顧客は誰か?
3.顧客にとっての価値は何か?
4.御社の成果は何か?
5.御社の計画は何か?
 
 
この5つの質問について
定期的に考えてみることは
 
正しい現状認識や
将来の方向付けになります。
 
 
 
 
この5つの質問のうち
今回、注目したいのが
 
1.ミッションは何か? です。
 
 
 
ミッションの持ち方により
以降の質問への答えも
変わってくるものです。
 
 
だから、経営者にとって
 
ミッションについての質問が
特に大切だと思うのです。
 
 
 
会社における
ミッションとは?
 
 
事業の目的であったり
会社自体の存在理由、
存在価値だったりします。
 
 
御社はどのようなミッションを
お持ちですか?
 
 
 
私はこれまで多くの
オーナー社長にお会いしてきて
 
 
このミッションについて
いくつかのわかったことが
あるのです。
 
 
ひとつが
 
 
ミッションが明確でない会社や
社長が結構いるということです。
 
 
創業社長は概ね
すぐに答えてくれますが、
 
 
事業を継がれた
何代目かの社長は
 
答えに時間がかかったり
 
答えられたとしても
思いつきで
 
とても会社のミッションとは
言えないものであったりします。
 
 
 
ミッションが無いということは・・・
 
 
 
目的なく事業をしている
 
存在理由や価値がない
 
 
ということになってしまいます。
 
 
 
 
怖いですね。。。
 
 
 
 
さらに、
 
 
 
ミッション自体は
正解や不正解はありませんが、
 
 
ミッションは
会社と社長のとる行動や判断の
基準になっています。
 
 
 
これまた怖い。。。
 
 
 
 
どういうことかと言うと・・・
 
 
 
口頭や文章では
 
 
社会のため、社員のため
 
 
などと表現していても
 
 
 
実際は、社員を辞めさせたり
サービス残業が横行していたり
 
業績が悪いという理由で
 
賞与を減らしたり
減給したりしています。
 
 
つまり
 
行動や判断の基準が
ミッションの本質とするならば、
 
このような会社のミッションは
言ってることとは別なのです。
 
 
 
今起きている現実が
これまで持ってきたミッションの
結果とも言えます。
 
 
 
赤字が続いている
 
利益が伸びない
 
社員が辞めていく
 
 
これら全て
 
 
持ってきたミッションの結果です。
 
 
 
好きなことだけ、楽なことだけ
やり続けたい
 
付き合いやすい人とだけ
付き合いたい
 
 
そんなことを無自覚のところで
望んでいたかもしれません。
 
 
だから、望み通りに
 
赤字や低利益
社員の離脱が引き起こされた。
 
 
 
 
だとすれば
 
 
 
この先に持つミッションによって
 
将来はいかようにもなる
 
 
とも言えますね。。。
 
 
 
 
春を目の前にして
 
 
 
御社のミッションについて
再考してみませんか?
 
 
 
 
最後までお読み下さりありがとうございます。