今日はリーダーに求めたい
思考の質について考えます。
 
 
リーダーの質が会社の質と言っても
過言ではありません。
 
 
どのような人にリーダーを任せたいか?
 
 
あなたはどのように考えますか。
 
社歴の長い人
本業に精通している人
他者から信頼されている人・・・
 
求めたい要素は多々あります。
 
 
私がこれまで300社以上の
リーダークラスとご一緒してきて
 
社長から最も頼りになる
リーダーの要素がわかりました。
 
 
それはリーダーの思考の質
 
 
社長からすれば
自分の意図するところが
現場に正しく伝わる
 
現場で起きてる事が
正しく把握できる
 
これは絶対条件です。
 
 
この絶対条件が機能するには
リーダーの思考の質の高さが
求められるのです。
 
逆に
 
社長の意図が伝わらない
現場のことがわからない
 
という状態にあるとすれば
それはリーダーの思考の質が
低いのです。
 
 
では、リーダーの思考の高さとは
どういうことなのでしょうか。
 
 
私は次のことがとても重要だ
と考えます。
 
 
抽象的なことを具体化する
具体的なことを抽象化する
 
 
社長から発せられることは
抽象的な内容が多いです。
 
(社長は事細かい指示はあまりしませんよね)
 
例えば
経営理念や行動指針などは
典型的です。
 
具体的で事細かくはありません。
 
 
つまり、
このような抽象的な内容から
 
自分たちは実際には
何をしたらよいか。
 
何をすることが、
社長の意図することになるのか と
 
具体的な行動レベルに
落とすことができる
 
 
一方、現場が様々な問題が
起きます。
 
問題の詳細を社長に報告することは
大切なのですが、
 
起きたことを事細かに言えばよいか
というと
 
それでは、半人前
 
例えば
 
様々な出来事に共通する
本質的な課題点や
 
それに対処する考え方などを
イメージするのが大切なのです。
 
 
先は、抽象から具体
後は、具体から抽象
 
 
この思考が身についている人を
リーダーに添えると
社長はとっても楽になります。
 
無駄なストレスが軽減されますね。
 
 
実際は、生まれながらに高い思考が
できるわけではありません。
 
 
でも、ご安心ください。
 
思考の質は訓練で高めることが
できるのです。
 
 
思考の訓練に有効な
問いかけ(質問)があります。
 
 
次のようなフレーズを対話の中で
意識的に社長からリーダーに
言ってみましょう。
 
 
1.具体的には?
2.そもそも
3.一言でいうと?
4.それってどういうこと?
5.理想は?
 
 
最初は、気の利いた言葉が
返ってくるとは限りませんが、
 
何度かやっているうちに
思考の質が高くなってくる人が
必ずいます。
 
そのような人をリーダーや
要職に付けることが得策です。
 
 
会社の質は、リーダーの質
リーダーの質は、リーダーの思考の質
 
 
繰り返しになりますが、
最初から上手くいくわけではありません。
 
 
何度かやっているうちに
思考の質の差が見えてくるものです。
 
 
ぜひ、試してみてください。
 
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。