御社の社員は「主体性」はありますか?
 
人それぞれではありますが、
「主体性」の持ち方は
その人の仕事観と会社との関係に
大きな結び付きがあります。
 
 
先日、ある企業で、
課長クラスのメンバーと
グループセッションを行いました。
 
そこで、次のような問いかけをしたのです。
 
 
「皆さん、仕事は楽しいですか?」
 
 
普段そんなことを考える機会はないので、
皆さんは戸惑っていましたが、
 
 
総じての反応は
 
仕事は嫌ではないが
楽しいとは言えない。
 
 
 
続いて
 
「実際のところ何が問題なの?」
 
と問いを進めると・・・
 
 
 
会社の進む方向性がわからない
 
会社の判断基準がわからない
 
現場の声を聞いてくれない
 
 
だから、
仕事が楽しく思えないのだと
 
 
いろいろな問題点が指摘され
会社と仕事にフラストレーションが
溜まっているのがわかりました。
 
 
ここで重大なことに気づきました。
 
 
今、皆さんが言われたことは
ほとんどが会社の問題ですが、
 
会社の問題を自分の問題に
すり替えてないだろうか?
 
 
だって、
会社が方向性、判断基準が
わかりづらいことや
 
現場の声を聞かないのは
会社の問題であって、
あなたたちの問題ではないですよね。
 
会社の問題は、
会社が解決しなければならないこと
 
 
私は率直に感じたことを
次のように伝えました。
 
 
「あなたたちの問題は何ですか?
 
会社に問題があるから仕事がつまらない
 
と思ってしまうことが
問題ではないのですか
 
都合よく会社の問題を自分たちの問題として
 
すり替えないでください!」
 
 
 
「主体性」がある人は、
会社の問題と自分の問題を区別しています。
 
 
だから、
自分が何をしなければならないのか
何を求めれられているのかわかるのです。
 
 
一方、「主体性」が乏しい人は、
先のやり取りのように
問題の区別ができません。
 
そのため、
 
仕事を楽しめない
やらされ感が強い
 
となるのです。
 
 
 
人材育成のポイントの一つとして
会社の問題と自分の問題を区別させることは
必要だと感じました。
 
 
では、
 
御社の社員は
「主体性」をどれだけお持ちでしょうか?
 
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。