【今日のお題】
「会社の方向性はどうやって示すか?」
 
 
【先週の復習】————————-
「陥りやすいアドバイスの罠」
 
アドバイスは「助言」です。
 
上司は選択肢を提示しますが、
選択権、決定権は部下にあります。
 
部下に考えさせる習慣を
つけさせるためにも
 
上司はアドバイスをして
部下に決めさせる
 
そんな場面を増やしましょう
 
このような関わり方が
結局は部下を育てることにつながります。
 
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【今日のお題】
「会社の方向性はどうやって示すか?」
 
 
 
社長は会社の方向性を示していますか?
 
会社の舵取りは社長の役目です。
 
だから、会社の方向性は
社長が示さなければなりません。
 
 
とは言っても、
どのように考えればよいの?
 
会社の方向性を示すとは
どういうことなのでしょうか?
 
 
立派な経営計画を立てる
ビジョンを明確にする
 
大切なことですが、
容易ではありません。
 
実際は・・・
この先どうなるか読めない
 
毎日の商売が大変で、
先のことまで考えられない
 
そんな本音をよく聞きます。
 
それでは、
まずは身近なところから
考えてみましょう。
 
 
次の3つの視点です。
 
 
1.社長の思いを明らかにする
 
 
会社経営には、
 
「WHAT」
「HOW」
「WHY」
 
があると言われます。
 
WHAT=何の事業をするのか? 何を扱うのか? 
HOW=どうやるのか? どのように進めるか?
WHY=なぜ、これをやるのか? なぜ、今があるのか?
 
社長の思いとは、
この「WHY」のこと
 
なんでこの事業を始めたのか?
提供したい価値は何か?
事業の目的は?
 
 
会社の歴史や経営理念に
通じるので
社員としっかり共有することが
望ましいです。
 
 
2.求める社員像を明文化する
 
 
望む人材像、目指して欲しい人材像を
文章化してみる
 
このような人材が欲しい、
こんなことができる人材を目指して欲しい
 
会社の状況に合わせて明文化する
 
 
例えば、
 
誠実で信頼ができる人材
会社の仕組みやルールを守る人材
仕事の期日を守る人材
 
 
さらには
 
チームワークを重視し、進んで協力する人材
危機意識を常に持ち、環境変化に対応できる人材
挑戦意欲を持ち、失敗を恐れずチャレンジできる人材
 
 
言わなくてもわかるだろう・・・はダメ
 
あえて明文化してみましょう。
 
明文化することで、
「求める仕事は何か」が伝わります。
 
 
 
3.「OKの基準」を示す
 
 
業務の求める基準を
先に決めておくのです
 
基準は2段階
 
まずはOKという合格ライン と 
さらに上の
素晴らしい出来の期待ラインです
 
 
先に基準を示すのがポイント
 
基準を示さないで、
結果で判断してしまうことが
よくありますが、
 
社員にすると、
何が正しくて正しくないのか?
迷います。
 
 
さらに、その基準が
人によって相違があると
 
人と組織の成長を阻みます。
 
 
先に基準を示す。
 
その結果、
仕事のレベルが上がります。
 
 
 
社長が示す方向性とは・・・
 
1.社長の思い「WHY」を明らかにする
2.求める社員像を明文化する
3.「OK基準」を示す
 
 
 
最後までお読みくださり、ありがとうございます。