高収益経営のヒントをお届けします!

本日も、Q&Aでいきましょう。。

NO.5=======================
Q. 後継者のことで困っています。
社内には身内がいないために、社員の中から次の社長を任せたい
と思っているのですが、そのような意思のある者は誰もいません。
どうしたらよいでしょうか? (60歳 経営者)
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A. 後継者の問題は多くの会社で話題になります。

実施には息子さんが継ぐケースが多いようですが、
質問の方のように、社内に身内を入れない方もいます。

また、身内がいたとしても、娘さんで
すでに嫁いでいて後継者にはならないケースなどもありました。

質問から創業社長とお見受けします。
創業社長ほど、今回のような悩みをもつことが多いようです。

それはなぜか?

創業社長は自分のやりことがあり、事業を起こしたと思います。

一方、社員の方はどうでしょうか?

「仕事とは、会社に雇われてするもの」

といった概念をもっているはずです。

だから就職する道を選んだのですよ。

だって、

「独立心がある」とか、「自分でやりたい事業がある」のなら、
就職なんてしません。

だから、根本的に価値観や仕事に対する考え方が
違うのだと思ったほうがよいでしょう。

とは言っても、

これまで一緒に会社を盛り上げてくれて
会社のことをよく知っている社員に継いでもらいたい

という気持ちはよくわかります。

他の社員にしても、
外から、知らない人がいきなり来て

次の社長です!

と言われても、受け入れがたいものがあるでしょう。

では、どうする?

残された可能性は、継いで欲しい社員に対して

会社を経営することの

「すばらしさ」「やりがい」「得られること」など

を伝える続けることです。

私が目にしてきたケースは、この逆でした。

社長が社員に対して

経営は大変なんだぞ

お前らにはわからない!

経営者は辛いんだ

こんなことを繰り返し言っていました。

本人は自覚も悪気もなかったでしょう。

しかし、こんなことを言われた社員は

「俺がこの会社の経営をしよう。。」

なんて、間違っても思いませんよ!

もしかすると、今回の質問の経営者の方も
同じようなことを言っていたかもしれませんね。。

とにかく、
「会社を経営してよかった」

という社長の想いを聞かせてあげることが大事です。

そうすると

その想いに共感して、

「自分もやってみたい」

という想いが社員側にも現れるかもしれません。

まずは、ここから始めてみてはどうでしょうか。