今回も、Q&Aでお届けします!

 

NO.2 =======================

Q. 信頼していた社員が退社することになりました。
信頼していたばかりに、裏切られたという思い強くとても腹立たしいのです。
どうしたらよいでしょうか? (43歳 経営者)
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A. 信頼していた社員が辞めていくときは、本音ではとても寂しいですね。

その一方で、裏切られたという憤りの気持ちもよくわかります。

相当の意見の相違やお互いにフラストレーションが
たまる状況であったことを察します。

このような場合、気をつけなければならないのは、

社長とこの社員の関係よりも残っている社員にあります。

きっと、社長が信頼されていた社員ですから
他の社員に対してもそれなりの影響力があったことでしょう。

そんな存在の退社は、他の社員を動揺させるものです。

「このままいていいのだろうか?」
「社長が、あの人を辞めさせた? 次は自分かも?」

などと思ってしまうものです。

社長としての役目は、
どんな状況においても、ご自分の感情がどうであろうとも

社員の気持ちを下げないこと です!

この社員の最終出勤日の時に、他の社員の前で

「これまで一緒に頑張ってくれてありがとう」
「もし、戻りたくなったらいつでも戻ってこいよ」

こんな言葉で送り出すのです。

本音は違っても結構です。

とにかく他の社員の前で先のような言葉で送り出すのです。

そうすると、退社する社員はもとより

残された社員が安心します。

社長と会社に対して信頼を持つようなります。

間違っても、
本人が去ったあとで、悪口を言ってはダメですよ。

社員は社長のひと言をひと言をよく覚えています。

他の人に対して投げかけた言葉であったとしても
自分のことのように思うものです。

気をつけてくださいね。

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