今週の火曜日ですが、日経新聞に
「部下を叱ること」についての記事が
掲載されていました。

次のような内容でした。

課長への質問〜部下を叱ることについて
育成につながると思う=89%

一般社員への質問〜上司に叱られるとどう感じるか?
やる気を失う=56.8%

「叱る」ということについて、
上司と部下の感じ方に大きな違いあるようです。

データとしては納得できるものの
上司の立場の人は、悩ましいですよね。。。

自分が部下のためと思って叱っても
相手は逆にやる気を失う
冷めてしまう  のでは
上司としても、どうしていいものか??

後になって、
あの時、◯◯さんに叱られたことが
とても自分のためになりました!

なんてことも、あるとは思いますが、

やはり難しいですね。

ここで重要になることは
上司が、どのような意識で叱ったり
指導しているかということだと思います。

例えば
「管理型」の上司は、
決められた通りさせることに重点をおきます。
だから、そこから外れたことに対して「叱る」

言われたとおりにやれ!  とか
なぜ、決められたとおりにできないんだ!
なんて感じですね。

一方
「支援型」の上司は
普段から、上司が部下にものを言うよりも
部下の話しを聞くことに重点をおきます。

いつも自分の話を聞いてもらっている
部下としては信頼されているという
思いがあるので、
仮に上司の言葉が厳しい場合でも、
受け入れることができるはずです。

私の私感ですが・・・

上司は、大いに「叱って」よいと思います。

だって、「叱る」場面でニヤニヤしたり、
言うべきことを言わなかったら
組織はダメになります。

当たり前ですね。

注目すべきは「叱る」という行為よりも
信頼関係だと思います。

上司部下との間で信頼関係を築いていくには

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上司からの「問いかけ」が欠かせません
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「問いかけ」とは
簡単にいえば「質問」をすることです。

でも、ここ言う質問は
上司の聞きたいことを聞くだけの「質問」
ではありません。

目的は、部下に考えさせて
話しをさせること。 です。

単なる業務結果を確認するだけでなく

その部下が、どのように考えているか?
何を感じているのか?
どんな夢やビジョンをもっているのか?

このようなことを聴いてあげること。

絶対やってはダメなことがあります!

それは、

仮に、しょぼい話だな〜と思ったとしても
否定をしたり、ダメ出ししたり
話しを上司の昔話に振り替えたりすること

これらは、絶対にやってはダメですよ。

多くの上司がこれをやります。

せっかくの努力も水の泡!

だから、本当の信頼関係が築けないのです。

とにかく、どんな内容でもあっても
認めてあげる。

「いいね!」と言ってあげることです。

これらがとっても大切です。

この繰り返しが関係性を深めますし
その結果、信頼関係ができていくのです。

それができれば「叱る」ことは
たいした問題ではなくなると思います。

季節が変わるこのタイミングでは
今年の終わりまでにやりたいこと や
今、取り組んでいること
組織がもっと良くなるアイディア などを

みんなで話しあったらどうでしょうか。

参考になれば幸いです。

また、お届けします。