高収益経営を実現するためのヒントをお届けします。
それでは、今日のQ&Aです!
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Q. 社員が20名の建設業を経営しています。
これまで定期的に採用をしてきたのですが
なかなか定着しません。先日も若い社員が辞めていきました。
何が悪いのでしょうか?
(55歳 経営者)
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A. 近年の景気の上向きと合わせて
人の採用が難しくなってきています。
特に中小企業、特に建築関連は厳しいようです。
それもあり、
せっかく採用した人が辞めていってしまうのは
とても寂しいものです。
一方で次のような言葉あります。
「流れる水は腐らない」
新しい水(人)が入ることは、社内においてもとても良いことです。
そう考えると、批判を恐れず言えば
ある一定の割合で退職が出ることは、止む得ないことかもしれませんし、
まともなことなのかもしれません。
一説には、1.5%の退職者の発生は正常だそうです。
もちろん、適正を感じて採用したのですから
全員が活躍してもらいたいのですが、
いざ仕事をさせてみると、いろいろな問題が起こります。
本人の志向や器量、周りとの関係。
家庭の事情等もあるでしょう。
永く続けられないことが多々起きます。
問題を抱えながらズルズルと居続ける
というのはお互いに不幸になるので、避けたいもの。
だから、ある一定の割合で退職が出ることを
一方では歓迎することなのかもしれません。
では、この本人の志向や器量をどのように見極めるか?
様子を見ておく・・・そうではないですね!
答えは、上司先輩が一生懸命面倒を見ることです。
そう、一生懸命ですよ。
上司先輩が一生懸命面倒見る、指導することに対して
その想いに答えようとして頑張る人は本物です。
上司先輩が一生懸命してくれることに対して
とても負担に感じる。ついて行けない。どうも合わない。
そうであればハッキリしてしまいます。
一番悪いパターンが、
上司先輩が遠慮して言うべきことを言わない
ということです。
これを続けていると、ズルズルと不幸な関係を生むことになりかねません。
まとめますと、
ある一定(1.5%位)の退職者がでて正常。
採用を続けて、新たな水(人)を社内に常に吹き込む。
採用後のミスマッチを見極めるには、上司先輩が一生懸命面倒をみること。