高収益経営のヒントをお届けします。

次の質問にどのように答えますか?

NO.28=======================
Q. 人材育成の場面で、
リーダーに求めれる能力は多々ありますが、
その中で、最も大切なものは何と考えますか?

===========================

率先垂範、リーダーシップ、決断力、発言力・・・

どれもとても大切な要素です。

きっと、他にもありそうですね。。。

人材育成や、チームで仕事をするような場面で
最も求められる能力は、

「質問力」だと考えます。

よい質問をする力です。

これまで私が、10年以上人の育成に関わってきて
そのうち、とびっきりのリーダー10名の共通点が、

この「質問力」でした。

よい「質問」とそうでない「質問」の違いは
どのようなところにあるのでしょうか?

そもそも「質問」の定義に落とし穴があります。

私達は、学校で次のように言われてきました。

「何かわからないことがあったら質問をしなさい」

つまり、「質問」とは
わからないことを聞くこと

と思い込んでいる傾向があります。

その一方、先生は生徒にいろいろな質問を
していました。

例えば、こんな感じです。

「◯◯について、みなさんはどう思いますか?」

「どちらがよいと思いますか? その理由は?」

先生は、自分が知らないことを生徒に
聞いているのではないですね。。。

質問をして、生徒に考えさせているのです。

これは、「発問」といえるもの。

実は、これが人材育成の原点といえるのです。

人の気づきは、
自分で思考しているときに起こります。

だから、人を育てることができるリーダーは
考えさせるような「質問」を上手くしているのです。

質問によって、
部下や他のメンバーに考えさせる。

自分たちの思考や思い、意思を
具体的にさせる。

そして、行動させて
さらに質問して、気づきと反省を促し
次の一手を考えさせる。

この繰り返しを行っています。

もちろん、業務遂行上
指示命令や決断の場面がありますが、

人材育成においては
この「質問力」が成果を最大に分ける
ポイントではないかと思います。

私がプロのコーチとして
とても参考になった書籍があります。

「パワークエッション」
アンドリュー・ソーベル、ジェロルド・パナス共著
(阪急コミュニケーションズ)

質問のポイントがよくわかります。