これまではリーダーを対象にした
テーマのセミナーや研修会が
多かったのですが、
 
最近では、部下の行動をテーマに
したものが増えているような
気がします。
 
 
社内で数だけをみれば
上司よりも部下の方が多いはず
 
部下の意識の持ち方、行動のレベル
 
これらが、組織の業績に直結すると
言っても過言ではないでしょう。
 
 
実際に、中堅社員の方とご一緒する
機会が多くあります。
 
そこで感じることは
 
「あまり勉強をされていないな。。」
 
ということです。
 
 
もちろん、個人差はありますし、
立派な人もいます。
 
でも、結構感じてしまうのです。
 
 
どういうことかと言うと・・・
 
 
それなりに本業のスキルアップには
励まれていると思います。
 
しかし、その一方で
組織の仕組みや世の中の流れを
あまり理解していない。
 
また、自分が求めれる意識と
行動をわかっていない
 
 
例えば発言内容が
 
主体的ではなく受動的
前向きというより後ろ向き
年数が経てば給料が上がると勘違いしている
自分なりに一生懸命やっている
会社の問題点は上司のせい
 
 
このような感じが多いのです。
 
 
中堅にもなってこのような
意識でいると、
 
せっかく身につけたスキルも
活かしきれません。
 
本当にもったいない
 
 
では、どうすればよいでしょうか?
 
 
彼らに
 
「意識を変えろ!」
 
と言っても
あまりにも抽象的過ぎて
効果がありません。
 
より具体的な行動変革を
示した方がよいです。
 
 
形を変え、心を変えるです。
 
 
部下に求める行動を、
場面ごとに具体化してみました。
 
 
「報連相」
「リーダーシップ」
「主体性」
「業務遂行」
「自己成長」
 
 
下記の中で行動変革を求める項目が
あれば、部下にフィードバックして
取り組ませてください。
 
 
「報連相」について求める行動
  • 上司から聞かれる前に状況を知らせている
  • 事実と意見を分けて話している
  • 悪い報告はすぐにするようにしている
  • 途中経過をタイムリーに伝えている
  • 結論から先に言うようにしている
  • 指示に対して、「でも〜、しかし〜」ではなく素直に聞いている
 
「リーダーシップ」について求める行動
  • 主役は自分だと考え、先頭に立って周囲を引っ張っている
  • 言動・行動は後輩の手本になっている
  • 後輩の面倒をしっかりみている
  • 仕事を抱え込まず、後輩に仕事を任せている
  • 職場全体を見るようにしている
 
「主体性」について求める行動
  • 職場では常に元気
  • 自分から手を挙げる
  • できない理由より、どうすればできるかを考えている
  • 相談する際は自分の考えを持って臨む
  • 一つ上の視点で物事を捉えるようにしている
 
「業務遂行」について求める行動
  • 段取りよく計画性を持って仕事を進めている
  • 他部署まで巻き込んで仕事を進めている
  • 仕事の範囲を決めていない
  • 最後までやり抜く姿勢である
 
「自己成長」について求める行動
  • 高い目標を持っている
  • 積極的に知識や能力を自ら高めようとしている
  • 他人の意見を受け入れる器がある
  • 自分のモチベーションは自分であげている
 
 
 
部下がこれらの行動のレベルが上がれば
それは成長した証し
きっと、モノの見方も成長してるはずです。
 
そして、組織への貢献度を増すことでしょう。
 
それを期待して、上司は常に部下の
フォローをしてあげてくださいね。
 
 
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。