【今日のお題】
「陥りやすいアドバイスの罠」
 
 
【先週の復習】————————-
「下手くそな質問はしないほうがまし」
 
人材育成上の「質問」とは?
 
相手に考えさせること 
相手に考えさせる投げかけをすること
 
上司が答えを言うのではなく
相手に考えさせ発言させる
 
この繰り返しにより
思考が訓練され、気づきが生まれます。
 
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【今日のお題】
「陥りやすいアドバイスの罠」
 
 
アドバイスって何ですか?
 
 
研修ではこんな問いかけを受講生にします。
 
そうるすと、
 
多くが「助言」と答えてくれます。
 
正解ではあるのですが・・・
 
 
指示命令と何が違いますか?
選択権は誰にありますか?
 
こうやって掘り下げていくと
段々わからなくなってきます。
 
 
それもそのはずで、
 
職場で上司と部下の会話を
よく耳にしてきましたが、
 
アドバイスと指示命令の区別が
されていない場面が多くありました。
 
 
上司から部下にされる指示命令では
決定権の主体は上司にあります。
 
だから、部下は指示命令に
従わなければなりません。
 
 
一方、アドバイスは「助言」
 
上司は選択肢を提示しますが、
選択権、決定権は部下にあるはずです。
 
アドバイスと称して
上司がいつも指示をだし
 
言うとおりにしなかった部下を叱る
 
これはルール違反です。
 
 
 
もちろん、指示命令を
しなければならない場面はあります。
 
その時は、キチンと指示命令をするべきです。
 
でも、
 
いつもいつも部下に
指示命令ばかりしていたら
 
いつの間にか部下は
自分で考えることを放棄し、
 
丸腰で上司に相談に来て
ただただ判断を上司に求めます。
 
これでは、部下は育ちません。
 
 
部下に考えさせる習慣を
つけさせる意味でも
 
上司はなるべくアドバイスをして
部下に決めさせる
 
そんな場面を増やしましょう
 
このような関わり方が
結局は部下を育てることにつながります。
 
 
 
最後までお読みくださり、ありがとうございます。