高収益経営実践のヒントを届けします

本日のQ&Aは・・・

NO.3=======================
Q. 評価制度の導入を検討しているのですが、
導入のタイミングはいつがよいでしょうか?
ちなみに現在は赤字が続いています。(54歳 経営者)
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A. 評価制度の本来の目的は何でしょうか?

それは、社員を正しく評価するということよりも、
社員の育成にあります。

つまり、自分は何を頑張ればよいのかを本人と会社が明確にすることです。

結果だけをみて評価することではないですし、
ましてや、給料を決める手段ではないのです。

この評価制度を導入、運用するうえで
最も重要で難易度が高いことは何だと思いますか?

それは、「納得性」です。

お互いが納得の上でないと機能しないのです。

導入のタイミングがいつが適切かという質問でしたが、
業績が赤字であれば、今は見送ったほうがよいでしょう。

おそらく、業績が赤字が続いていると
昇給することありません。

このタイミングで評価制度を導入すると、どんなに説明をしても、
社員側にしてみると、減給するための制度と受け取る可能性が高いです。

こうなってしまうと
どんな立派な制度でも、上手くいくことはありません。

社員が「納得」していないからです。

では、いつがよいか?

今は赤字解消に全力を尽くしましょう。

そして、黒字化して昇給の機会が来たタイミングで導入を検討しましょう。

これであれば、社員には昇給のチャンスですから
本来の評価制度の目的を理解しやすくなります。

正しく理解されれば、「納得性」が高まりますので、
導入と運用は、きっと上手くいくでしょう。

順番とタイミングを理解しておいてくださいね。

参考になれば、うれしいです。

また、お届けします。