先週、セミナーを開催したのですが
そこに、前職の後輩が参加してくれて
セミナー後に、杯を交わしならが
近況を語り合いました。

丁度、課長に昇進したとのこと!

これまで一緒にやってきた人間の
活躍はとてもうれしいですね。

私も刺激を受け
もっともっと頑張ろうという
気持ちになりました。。。

ところで、
今回のセミナーでは
次のような質問を受講者にしてみたのです。

「あなたは、”管理型”リーダーですが
それとも “支援型”のリーダーですか?」

全員が考えこんでしまったので、
このように聞き直してみました。

「では、あなたが部下の立場だったら
どっちのリーダーのついて行きたいですか?」

そうしたところ、満場一致で
「支援型のリーダー」ということになったのです。

その理由は・・・

自分を信じて任せてほしい

細かいところまで指示はされたくない

自分の意見を反映させたい   など

さらに、深く話をきいてみると

「支援型」を望んではいるものの、
自分自身は、
完全に「管理型」になっている とか

部下にはなるべく「支援型」で接したいが
自分の上司は、「管理型」を強く求める

「支援型」をしたいのだが、
実際は、どうしてよいかわからない などと

実態は、かなり悩ましいようです。

今回、セミナーの中で
受講された方と話をしてわかったことは

————————————————–
人材育成において
大きな矛盾を犯している
————————————————–

ということです。

現在、組織に、
どんな人材を求めるかと聞くと
必ず「自立型人材」と答えます。

しかし、組織内でされていることは

部下をリーダーの指示通りにさせる
決まったとおりに行動させる ような
「管理型」で

自ら考えて行動するような
「自立型人材」を育てようとしているのです。

これは完全な矛盾で
うまく行くはずがありません!

だから、リーダーは苦しむのです。

あらためて違いを考えると・・・

「管理型」の主役は
あくまでも、リーダー自身です。

リーダーは指示をする人
部下はそれに従う人 といった関係です。

一方「支援型」の主役は部下たちです。

リーダーは部下に考えさせ
行動させることが求めれます。

部下は自ら考えて行動し
リーダーはそれをサポートする。

こんな違いがあります。

さらに「管理型」はこれまでの
主流だったのでいたるところに
モデルがいるのですが、
「支援型」はほとんどいないのです。

本当の「自立した人材」
「自立した組織」をつくっていくには、

リーダーは
この答えがない「支援型」を模索して
チャレンジしていくしかありませんね。

どうしたら「支援型」ができるのか
この先も考えていきたいと思います。

また、お届けします。