あなたは会社の方向性を示していますか?

会社の舵取りは社長の役目なので
この会社の方向性を示すことは社長がしなくてはなりません。

社員も、会社がどちらに向かっているのか
わからないより、分かっている方が安心します。

では、会社の方向性を示すとはどういうことなのでしょうか?

立派な経営計画を立てて、それを発表する。

または、ビジョンを明確にして発表する

それらはとても大切なことですね。

でも、容易ではありません。

実際は、この先どうなるか読めない・・・
今日の商売が大変で、先のことまで考えられない・・・

そんな本音もあるでしょう。

方向性とは言っていますが、
まずは、身近なとことから考えたらよいのではないでしょうか?

例えば次の3つの視点です。

1.社長の会社に対する思いを明らかにする。

会社経営には、「WHAT」「HOW」「WHY」があります。

WHAT=何の事業をするのか? 何を扱うのか? 
HOW=どうやるのか? どのように進めるか?
WHY=なぜ、これをやるのか? なぜ、今があるのか?

社長の会社に対する思いとは、この「WHY」のことです。

そもそも、なんでこの事業を始めたのか?
提供したい価値は何か?
事業の目的は?

これは、会社の歴史、経営理念に通じるものであり
これこそ、社員に理解してもらいたいことです。

2.今の会社が求める社員像を明文化する。

欲しい人材像、目指して欲しい人材像を文章化してみるとよいです。

今、このような人材が欲しい、こんなことができる人材を目指して欲しい

というように会社の状況に合わせて明文化するのです。

例えば、

誠実で信頼ができる人材
会社の仕組みやルールを守る人材
仕事の期日を守る人材

さらには

チームワークを重視し、進んで協力する人材
危機意識を常に持ち、環境変化に対応できる人材
挑戦意欲を持ち、失敗を恐れずチャレンジできる人材

言わなくてもわかるだろう・・・と軽んじることなく
敢えて明文化してみるとよいです。

3.「OKの基準」を明確にする。

業務における合格の基準を先に決めておくのです。

基準は2段階

まずはOKという合格ライン と 
さらに上の素晴らしい出来の期待ラインです。

先に基準を示さないで、結果をみて判断してしまうことがよくありますが、

これでは、社員は何が正しくて何が正しくないのか?迷います。

そして基準の属人化は、社員と組織の成長を阻む要素です。

気をつけたほうがよいですね。

本日は、社長が示す方向性とは? というテーマでお伝えしました。

1.社長の思い 「WHY」を伝えること
2.求める社員像を明文化する
3.業務の「OK基準」を明確にする

あなたの会社に当てはめてイメージしてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございます。