【今日のお題】
 
「アドバイスの勘違い」
 
 
アドバイスって何ですか?
 
 
研修で、こんな問いかけを
受講生によくします。
 
そうるすと、
 
多くの方が
「アドバイスとは助言です」
と答えてくれます。
 
 
正解ではあるのですが・・・
 
 
「指示命令」と
何が違いますか?
 
選択権は誰にありますか?
 
 
こうやって掘り下げていくと
段々わからなくなってくるのです。
 
 
それもそのはずで、
 
職場で
上司と部下の会話を
耳にしてきましたが、
 
アドバイスと指示命令の
区別がされていない場面が
とっても多くありました。
 
 
上司から部下にされる
指示命令の決定権は
上司にあります。
 
 
だから、部下は指示命令に
従わなければなりません。
 
 
一方、アドバイスは「助言」
 
上司は選択肢を提示しますが
選択権、決定権は部下に
あるはずです。
 
 
アドバイスと称して
上司がいつも指示を出し、
 
言うとおりにしなかったら
部下を叱る
 
 
これは大きな勘違いです!
 
 
 
もちろん、指示命令を
しなければならない
場面はあります。
 
 
その時は、キチンと
指示命令をするべきです。
 
でも、
 
いつもいつも部下に
指示命令ばかりしていたら
 
いつの間にか部下は
自分で考えることを放棄し、
 
丸腰で上司に相談し
ただただ判断を上司に求めます。
 
これでは、部下は育ちません。
 
 
部下に考えさせる習慣を
つけさせる意味でも
 
上司は
なるべくアドバイスをして
部下に考えさせて選択させる
 
そんな場面を増やしましょう
 
 
このような関わり方が
結局は部下を育てることに
つながります。
 
 
 
最後までお読みくださり、ありがとうございます。