高収益経営のヒントをお届けします。

NO.31=======================
Q. 御社の経営理念は、現場の社員まで
浸透しているといえますか?

===========================

どちらの会社にも
「経営理念」といわれるものがあります。

会社によって、「社是」とか「社訓」
または「フィロソフィー」などといったりしますが
殆どの会社に、存在しています。

この「経営理念」とは、
その会社のあり方であり

事業の目的やあり方を端的に示したものです。

まさに、
経営に対する「思想」であり「行動哲学」であります。

ただこれは、
社長室に掲げておくものではなく、
具体的な行動につながらなければ意味がありません。

ここが問題なのですね!

実際は、
とてもよい「経営理念」がありながら活かされていない。

社員が理解をしていない。

という会社がとても多いように感じます。

では、

なぜ「経営理念」が浸透しないのでしょうか?

それは、経営理念が行動レベルにまで
咀嚼されていないのです。

そして、
経営者自身が見える形で実践していないという
ケースが多いのです。

だから、社員に対して
「理念にしたがって行動しろ!」なんて言っても
できるわけがないのです。

では、どうしたらよいのでしょうか?

経営理念は
会社の方向性や価値観を
定義するものでありますが、

経営者が襟を正すものためのものであります。

つまり、経営者が実践して初めて理念は
命をもつようになると言えるのです。

そして、社員に対しては
行動指針のような内容にまで噛み砕いて
具体化しなければなりません。

その際に、経営者から示すだけでなく
社員が「経営理念」とそれに基づく自分たちの行動について
話し合う場を持つことが有用なのです。

そして、
定期的な自己評価や上司との面談、フィードバック
をすることで、さらに浸透していきます。

一度、社員を交えて、
会社の「経営理念」について
話し合う場を設けたらどうでしょうか?

そのことで、
会社に対する理解、仕事の本来の目的など
再確認できそうですよ。

実は、経営理念を浸透させるとは
このような議論をすることとも言えるのです。